#2 見えない報酬について。 【不動産事業】

株式会社CLEAFの橋本です。

不動産事業立ち上げのため、クラウドファンディングに挑戦中ですが、成立は難しい状況で、自分に足りないものがなにかを学ぶ機会として幕を閉じそうです。
掲載終了後、今後の展開はこちらで報告させていただきます。


コロナで世界的な混乱が起きておりますが、しっかり外出自粛に努めておりますでしょうか。
私も家族以外の人にできるだけ会うのは避け、日々PCに向かい仕事をしております。
早期の終息を願い、いまは無駄な外出は避け、やるべきことはやりましょう。

では、本題に入りたいと思います。

今日は「見えない報酬について。」をテーマにブログを更新いたします。

一般的な不動産会社の賃貸仲介は仲介手数料を0.5~1か月分請求していますが、多くの方はこの仲介手数料のみが仲介を行った会社がいただく利益だと思っておりますが、実は見えない報酬がございます。

それを業界では、AD(広告宣伝費)と呼んでいます。

知らない人も多いかともいますが、全体の物件の約2割の物件には見えない報酬AD(広告掲載料)という名目で大家さんからのバックマージン(報酬)がついています。
仲介手数料は1カ月分までしか報酬をもらってはいけないという法的なルールがあるのに対し、こちらのADには特に縛りがなく、大家さんの設定次第でいくらでも設定できます。
ADが高い物件をお客様へ積極的に紹介するのが現在の業界の動きです。

新築や立地が良くすぐ借り手がつく物件にはこのようなADはついていないことが多いです。

不動産会社が家賃交渉やフリーレントなどの交渉を行うのはこのAD分の報酬を削ることで大家と交渉し、成り立っています。

例えば、ADが100%ついている物件にお客様が入居を検討している。
家賃交渉をお願いできないかとお客様が依頼したとする。
AD100%分と同等の価値の範囲内であれば交渉可能ということです。
大家は家賃1000円下げるからADなしね。という具合で、
営業マンは、はじめから交渉できる上限は決まっており、それを隠しながら営業をしているという形です。

このADについてはお客様は知ることができません。
よって、接客中の営業マンに違和感を感じてしまう状況が起こるのだと思います。

仲介手数料0円をうたっている不動産会社はこのAD付きの物件のみ仲介していると考えてれば納得できますよね。

従来の不動産会社で考えて見てください。
家賃の高い路面店で、ポータルサイトで広告をばんばん打ち、正社員を抱え社用車でご案内。この形で仲介手数料を安く設定できるとは到底思えません。

対して弊社は、店舗ではなく事務所、広告は使わない、車はカーシェア、面倒な業務はアウトソーシング、社員は0。
固定費をできるだけ削ってサービスを提供することで、本当にお得なサービスを提供できると思っております。
そして、弊社にはEC事業という柱の事業が順調に動いていますので、お住み替え後の家具のご提案もできる強みはございます。

弊社が行おうとしている不動産事業が一律の仲介手数料をいただく形でも十分成り立つのはわかっていただけましたでしょうか。
むしろAD付きであればキャッシュバックすることも可能、お住み替えでお金がもらえるなんてこともありえます。

このような業界の話を隠さず公開することは面白くないと思う方々はいるでしょう。
しかし、私は、これからの不動産業界は、すべての情報をオープンに無駄な経費を削り、お客様に還元していくことがサービスを行う正しい姿勢だと思います。

信頼できる不動産会社を目指し、これからも情報発信をしていこうと思います。
より健全で便利な社会になるよう頑張ります!